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平成18年式 ホンダエアウェイブ 試乗レポート


 
中古車は新車とは違い、まったく同じ状態の車はありません。厳密に言うと新車も同じではないのですが、それまでの走行や保存の状態でその個体差が大きく違うのが中古車です。
 
そういう意味で、とある中古車販売店の社長は「その中古車は世界に一台、出会いが大事」だと言っていましたが、確かにそうなのだろうと思います。
 
今回ご紹介するクルマは平成18年式のホンダエアウェイブです。
 
エアウェイブ01
ホンダ エアウェイブ (1.5L VTEC ホンダマルチマチックS +7スピードモード L スカイルーフ)
 
 
コンパクトカーベースのステーションワゴンとして発売当時から現在に到るまで結構街でも見掛けるクルマで、現在ではシャトルにその座を受け渡して生産終了している車種ですね。
 
このクルマの特徴としては、前述したコンパクトカーベースのステーションワゴンということと、屋根の大部分をガラス張りにした「スカイルーフ」がウリです。
 
エアウェイブ05
スカイルーフから見た空
 
シートアレンジや小物入れの配置などホンダお得意の使い勝手の良さが魅力的で、後部座席のスペースも車格の割には物凄く広いですが、走りの方はどうでしょうか。街中や峠道などを走ってみましたのでレビューしたいと思います。
 
エアウェイブ02
リヤビュー
 
 
一番高いところが重たいガラスという、運動性能にとってはすごくネガティブなイメージを持つ仕組みなので、以前に乗っていたプジョー206グリフをすぐに思い出しました。
 
しかしはじめに気になったのは屋根の重さではなく、この年代のホンダ車では悪い方に定評のあるCVTと、長いホイールベースでした。特にこのCVTはハッキリ言ってしまえば失敗作と言っても差し支えないでしょうね。
 
知り合いの中古車屋さんに聞いてみると、この年代のホンダCVTには苦労させられているという人も多くて、ゴツゴツとジャダーが出たりする個体がとても多いと言っていました。
 
試乗したエアウェイブでも走り初めにゴロゴロと嫌な感触がありました。その部分を超えると、とてもローギヤードにセッティングされているのでグイグイと軽快にクルマを走らせます。
 
私の認識ではまったく使いものにならないと思っていた7スピードモードのマニュアル変速も、以前よりはマシになっています。しかしこれにもクセがあって、レッドゾーン近くまで引っ張ってからシフトアップするとギヤを飛ばすことがあります。
 
シフトダウンについては思った以上に反応がよく驚きました。厳密には使えないエンジンブレーキも、あまり速度差がない状況では壊さないで使えるでしょうから、楽しめるという人もいることでしょうね。
 
シフトアップ時の違和感やタイムラグを考えると、個人的にはSモードで走ったほうが若干速い気がしました。
 
エアウェイブ03
スカイルーフ
 
 
ホイールベース(前輪と後輪の長さ)についてはステーションワゴンというクルマの性質上、仕方がない部分もありますけどトレッド(車輪の幅)が狭い分、余計に影響が出ている気がします。
 
コンパクトカーベースということがこのクルマのアイデンティティでもありますから、痛し痒しな所もありますが運動性能に影響していると感じました。
 
エンジンからはホンダらしさを感じましたが、地味な印象はありますね。同じように足回りのセッティングも地味ですが、これは逆に素晴らしいと感じていて、限界が感じやすい安定的で素晴らしい足です。
 
ロール感も少ないので屋根の重さもほとんど感じることなく走れます。プジョーのように思い切りロールして、そこから粘るクルマも良いのですが、横方向のロールはしない方が目線は安定しますので私は好きですね。
 
ただこのスカイルーフ、夏場はしんどいでしょうね。電動でスライドする内張りもありますが、遮熱対策はあまり優秀とは言えなそうな作りです。エアコンもフロントシングルですから、夏場にリヤシートに座る人はかなり暑いんじゃないかと思います。
 
他に気になったところは、パワステが重めにセッティングされているのは良いのですが、ステアリングが滑る感覚があって無駄な力が入ってしまいました。あとはフットレストがないために左足が踏ん張れなくて心細い感じでした。
 
どちらも少し予算を掛ければ解決できる話だと思うのですが、チープな部分が多い気がしました。
 
ガソリンはレギュラーでタンクは42L、燃費は厳密には計っていませんがメーターには14km/lと表示されていました。
 
エアウェイブ04
開放感は満載!
 
 
ここまでかなり厳しくレビューしてきましたが、私は免許取得時からホンダ車に乗っていて、ホンダ車でサーキットを走ったりレースにも出場していた、自他ともに認めるホンダ党でしたので、愛あるがゆえの厳しさになってしまったかもしれません。
 
そんな私は以前からこのクルマのデザインが結構好きで、街で見掛けても好意的な目で見ていた好きなクルマです。
 
乗ってみてCVTが気になりましたが、ディーラーのサービスに聞いてみましたらフルード(オイル)交換で対応するやり方と分解して調整するやり方があるようです。フルードを交換すると一時期はジャダーも消えるようですが、また出るそうなのであまり神経質な人は止めたほうが良さそうです。
 
バブル時代を思い出させる自発光式メーターやスカイルーフなどで乗用車感を高めていますが、ライトバンの延長といった感じも拭えないクルマでした。
 
ですが走りも良く荷物も積めるコンパクトカーベースのステーションワゴン。割り切る部分も必要かもしれませんが、とても良く出来たクルマだと思いました。
 
 
世界にたった1台、という愛車との出会いを求めている方の参考になれば幸いです。
 
 
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