サイズが大きく高価になる日本の軽自動車と、注目されている欧州コンパクト、どっちが良いの?!
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最終更新日:2019/11/13
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平成26年に行われた税制改正で、平成27年4月以降に新規登録する軽自動車の自動車税が増税になりました。この増税によってこれまでとにかくお得といったイメージが強かった軽自動車に対する印象も変わったという人もいるようです。
増税になっても普通車に比べると断然安いのですが、それでもこれまでのお得感は霞んできた感はありますね。
と言うのも、軽自動車は自動車税をはじめとする諸経費こそあまり掛からないものの、燃費がそれほど良くない上に車両価格はかなり高額な印象で、新車の車両販売価格は200万円をゆうに超えてくる車種も多いというものだからです。
軽規格もボディサイズが大きくなっていて、高速道路を100km/hで走れるようになっているように走行安全性も高まっています。660ccという縛りの中、エンジンフィールもターボなどの過給器を使うことで力強くなっています。
本来メインカーとしての役割を持っていないための優遇措置だった軽自動車規格だったはずなのに、新車登録台数の約4割を軽自動車が占めている昨今の自動車業界の状況では、増税されるのも理にかなっているとも言えます。
実際のところ軽自動車に乗ることで、金銭面や精神的な満足度なども含めてどれくらいお得になっているかは人それぞれに感じ方があると思います。
画像はスクリーンショットです。
昨今、軽自動車とともに販売が好調だと伝えられているのが輸入車です。
一見、軽自動車を買う層とは違った層の人が購入するクルマのイメージがありますが、最近では欧州のコンパクトカーが注目されて来ていて、国産の軽自動車と競合すると捉える向きもあります。
元々欧州のコンパクトカーは日本よりも歴史が長く、昔からの名車も多いんですね。
軽自動車という規格自体、日本にしかない独特のものですので、これまで欧州車で軽自動車として売られた車種は数えるほどしかありませんし、現在ネット上でステマ風に行われている宣伝記事なども誤ったものです。
今注目されているのはVOLKSWAGEN UP!(アップ!)の新型であるcross UP!ですが、こちらも排気量は999ccですから俗にいうリッターカーなんですね。
これを軽とか言って記事を飛ばしているメディアもありますが、紛れも無く普通車枠のクルマです。
ただ先程も触れたように軽がどれだけお得かを真剣に考えた際には、ちょっぴり見栄が張れて、お洒落で、日本車にはない乗り味での満足度、ということになれば考え方も違ってくるかも知れません。
特にドイツ車の場合にはアウトバーンで鍛えられた直進安定性やボディ剛性など、最近は剛性が高くなったと言われる国産車と較べても一日の長があると感じます。
“完璧”と形容する人も多いフォルクスワーゲンが作るコンパクトは、一度は乗ってみる価値があると思います。
他にはイタリア車やフランス車などの、キビキビ走るラテン系のコンパクトカーもとっても楽しいと思います。欧州車の特徴であるスペックだけでは語れない独特の乗り味を楽しんでいただきたいところです。
対する日本の軽自動車は、タントやスペーシアなどのユーティリティ製の高い車から、S660やコペンなどの遊びに特化した楽しい車もたくさんあります。
現在のところ結論としては、費用面では軽自動車が未だお得な感じは拭えませんが、欧州ブランドのステータスが手頃なところまで来てくれた感じはあります。
やはり乗ってみて楽しいと感じるクルマを個人的にはオススメしたいところですが、経済面が有利なのも捨てがたいところではあります。ちなみに私は11年前のアルファロメオ(1600cc)に乗っていますが、遅いしハイオクですけど自信を持って「楽しい!」と言えるクルマです。
まずは、ちょっと試乗に行ってみたら楽しいと思いますよ。
参考リンク:フォルクスワーゲン公式サイト
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